「ふたりの天皇が行幸された谷」 石合六郎
5世紀に大和朝廷の大王(おおきみ)が二代にわたって訪れた谷が吉備にある。岡山市北区足守の「深谷(ふかあ)」という谷である。ふたりの天皇とは応神、仁徳の両帝だ。 古事記には仁徳帝が悪媛を、「日本書紀には応神帝が兄媛を寵って訪れた逸話が載っている。古事記と日本書紀には編集時期が異なり、元史料によって異なる場合もある。吉備のように大和朝廷に反逆の時期を持ち、没落の変革をみた国では、そのようなこともあったかもしれない。
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2024-07-14
「ふたりの天皇が行幸された谷」 石合六郎
5世紀に大和朝廷の大王(おおきみ)が二代にわたって訪れた谷が吉備にある。岡山市北区足守の「深谷(ふかあ)」という谷である。ふたりの天皇とは応神、仁徳の両帝だ。 古事記には仁徳帝が悪媛を、「日本書紀には応神帝が兄媛を寵って訪れた逸話が載っている。古事記と日本書紀には編集時期が異なり、元史料によって異なる場合もある。吉備のように大和朝廷に反逆の時期を持ち、没落の変革をみた国では、そのようなこともあったかもしれない。
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